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精密減速機
メーカー3選

小型ロボット

目次

産業用ロボットの中でも小型タイプで使われている、波動歯車減速機と遊星歯車減速機についてご紹介しています。独自技術で開発するなど、各社のこだわりがうかがえます。

小型ロボットに
用いられる減速機
とは?

ロボットの種類 サイズ 主な減速機 用途
溶接 搬送 組立 検査
垂直多関節ロボット 小型 波動歯車装置 - -
水平多関節ロボット 小型 遊星歯車装置、波動歯車装置 - - -
直角座標ロボット 小型 遊星歯車装置、波動歯車装置 - -
パラレルリンクロボット 小型 遊星歯車装置、波動歯車装置 - - -

波動歯車減速機と遊星歯車減速機は、軽量コンパクトで大きな負荷容量があり、効率の良さと優れた回転精度からも、組み立て作業や検査など細かい作業をコントロールするのに長けています。

その特徴から、小型の水平多関節や直角座標、パラレルリンクロボットなどによく使われています。特に、ロボットの中でも2足歩行などの高度な動きが要求されるヒューマノイドロボットでは、その可動部の多くに波動歯車減速機が採用されているほどです。

溶接ロボットとは?

多軸化したロボットアームで、溶接線にそった溶接を自動で実行するロボットです。手作業では作業者によってバラツキがみられたり、刺激的な光や有害な煙などによる作業環境への課題がありましたが、作業のロボット化でこれを解消し、人材不足の心配もなくなりました。大型と小型とあり、使用する減速機が異なります。

搬送ロボットとは?

物流倉庫や製造工場などにおいて、商品を棚に移したり必要な数をピッキングするなどの搬送作業を担うロボットです。物流拡大により搬送ロボットの需要が高まり、効率的な動力伝達を可能にする減速機の需要も増えています。

波動歯車減速機の
主なメーカー

ハーモニック・ドライブ・システムズ

社名でもある「ハーモニックドライブ」を商品名にした波動歯車装置は、ウェーブ・ジェネレータ、フレクスプライン、サーキュラ・スプラインの3つの部品だけで構成。米国の発明家クラレンス・ウォルトン・マッサーのハーモニックドライブ理論(特許取得済み)をベースに作られています。

ニデックドライブテクノロジー(旧:日本電産シンポ)

波動歯車減速機「FLEXWAVE」では、クローズ型とオープン型の2タイプ展開。軽量コンパクトで高減速・低バックラッシで、標準タイプや高トルクタイプ、偏平タイプなどニーズに合わせて提供しています。

SKG

SKG特許技術を用いて開発した、小型・シンプル・軽量の減速機です。小型から大型の減速機と幅広く対応しており、高い動作精度に高耐久性・高効率、無駄をなくした設計で減速機部品にかかる負荷も軽減しています。

遊星歯車減速機の
主なメーカー

マテックス

マテックスの中核製品であり、独自技術で開発した減速機。遊星機構部をユニット構造化し、高トルク・高効率・低騒音設計を可能にしています。複雑な設計は不要で、減速仕様とユニットの組込みだけで使用できます。

ナブテスコ

主力製品である高精密制御用減速機「RV」では、プラノセントリック方式の減速機構を採用。小型・軽量で高剛性、過負荷に強いといった特徴があります。遊星歯車の自転運動をサイクロ減速機の入力とし、遊星歯車の公転運動をサイクロ減速機の出力に同調しています。

ニッセイ

ミシン部品の製造から培った加工技術を活かし、各種小型歯車や各種減速機を製造・販売。遊星機構を採用した平行軸・遊星タイプ(APG)や、高剛性・高トルクもしくは扁平・軽量の「UXiMO(DGHシリーズ、DGFシリーズ)」とあります。

波動歯車
減速機

をお探しの方
遊星歯車
減速機

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サイクロイド・
トロコイド減速機
をお探しの方
波動歯車減速機の
おすすめメーカー3選

ここでは精密減速機メーカー(※)のなかでも特に、小型・軽量・高精度が求められるシーンで活用される
波動歯車減速機のメーカー3社をピックアップ。要望別に3つのおすすめメーカーを紹介します。

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示される波動歯車減速機メーカーのうち、調査した中で「国内シェア率が最も高い」「耐久性が最も高い」「価格が最も安い」3社をピックアップしました(2023年3月1日調査時点)。

「ブランド力・実績」
で選びたい
ハーモニックドライブ
システムズ
ハーモニックドライブシステムズ

引用元:ハーモニック・ドライブ・システムズ公式HP
(https://www.hds.co.jp/products/detail.html?pdid=01hd06_csf-2a)

選出理由
  • 国内市場で約9割のシェア

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示される波動歯車減速機メーカー4社のうち、経済予測分析プラットフォーム「xeno Brain」の国内マーケットシェアで最多(2023年3月調査時点)

「壊れにくさ・耐久性」
で選びたい
SKG
SKG

引用元:SKG公式HP
(https://skg2016.com/products/)

選出理由
  • 瞬間許容最大トルクなどの
    耐久性の数値が最高値

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示される波動歯車減速機メーカー4社のうち、公式サイトに明記がある中で耐久性に関する数値がいずれも最多(2023年3月調査時点)

「価格の安さ・低コスト」
で選びたい
ニデックドライブテクノロジー
(旧:日本電産シンポ)
ニデックドライブテクノロジー

引用元:ニデックドライブテクノロジー公式HP
(https://www.nidec.com/jp/nidec-shimpo/product/search/category/B108/M102/S100/aNSCJ-WPC-CN_CF/)

選出理由
  • 製品価格が最安の4万円台~

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示される波動歯車減速機メーカー4社のうち、公式サイトに明記がある中で価格が最安(2023年3月調査時点)

遊星歯車減速機のおすすめメーカー3選

ここでは精密減速機メーカー(※)のなかでも特に、様々なシーンで活用される遊星歯車減速機のメーカー3社をピックアップ。要望別に3つのおすすめメーカーを紹介します。

※「精密減速機」とGoogle検索し表示される遊星歯車減速機メーカーのうち、調査した中で「取引実績が最も多い」「耐久性が最も高い」「価格が最も安い」3社をピックアップしました(2023年3月1日調査時点)。

「ブランド力・実績」
で選びたい
マテックス
マテックス

引用元:マテックス公式HP (https://www.matex-japan.com/products/gear_feature)

選出理由
  • 大手メーカーとの取引実績が多数

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示される遊星歯車減速機メーカー7社のうち、公式サイトに明記がある中で取引実績が最多(2023年3月調査時点)

「壊れにくさ・耐久性」
で選びたい
ナブテスコ
ナブテスコ

引用元:ナブテスコ公式HP (https://precision.nabtesco.com/ja/products/detail/RV-N)

選出理由
  • 独自の歯車機構でバックラッシュを最小限に抑制

※「精密減速機」とGoogle検索し表示される遊星歯車減速機メーカー7社のうち、公式サイトに明記がある中で耐久性に関する数値がいずれも最多(2023年3月調査時点)

「価格の安さ・低コスト」
で選びたい
ニッセイ
ニッセイ

引用元:ニッセイ公式HP (https://www.nissei-gtr.co.jp/gtr/product/servomotorreducers/apg/)

選出理由
  • 製品価格が最安の6万円台~

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示される遊星歯車減速機メーカー7社のうち、公式サイトに明記がある中で価格が最安(2023年3月調査時点)

サイクロイド・トロコイド減速機の
おすすめメーカー2選

ここでは精密減速機メーカー(※)のなかでも特に様々なシーンで活用されるサイクロイド・トロコイドのメーカーをピックアップ。要望別におすすめメーカーを紹介します。

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示されるサイクロ減速機(サイクロイド・トロコロイド減速機)メーカーのうち、調査した中で「導入実績が最も多い」「耐久性が最も高い」2社をピックアップしました(2023年3月1日調査時点)。

「ブランド力・実績」
で選びたい
住友重機械工業
住友重機械工業

引用元:住友重機械工業公式HP (https://cyclo.shi.co.jp/product/contorol/fcyclo-da/)

選出理由
  • 世界50数カ国250カ所で導入

※「精密減速機」とGoogle検索し表示されるサイクロ減速機(サイクロイド・トロコロイド減速機)メーカーのうち、公式サイトに明記がある中で導入実績が最多(2023年3月調査時点)

「精度・剛性」
で選びたい
加茂精工
加茂精工

引用元:加茂精工公式HP (https://www.kamo.co.jp/japan/product/series/jfr-uca/)

選出理由
  • バックラッシュをゼロにした独自機構を採用
 

※「精密減速機 メーカー」とGoogle検索し表示されるサイクロ減速機(サイクロイド・トロコロイド減速機)メーカーのうち、公式サイトに明記がある中で耐久性に関する数値がいずれも最多(2023年3月調査時点)