精密減速機とはどのような仕組みなのか、減速機と関係が深いサーボモーターやインダクションモーターなども交え、その用途や使用例についてご紹介しています。
精密減速機とは、サーボモーターに使用する減速機のことを言います。サーボモーターの出力軸から得た動力を、ギヤで出力軸の回転速度を減らし、減速比に比例したトルクを得ています。その働きで、産業用ロボットの関節部分などに使用されています。
ロボットの駆動源にはサーボモーターが使われており、それには精密減速機が不可欠。小型・軽量化が必須の場合は波動歯車が使われています。そうでない場合では、遊星歯車やサイクロ減速機などいろいろな減速機が使われています。
高度なコントロールを可能にしていることからも、モーターの中でも高価です。ロボットの関節や半導体装置用のXYテーブル、自動ドアの開閉機構など、主に産業用ロボットの自動化や、高精度の制御が求められる産業用装置に使用されています。サーボモーター減速機では、サイズが小さくても大きなトルクの出力を可能にしています。
三相交流電源で駆動する電動機のことで、ステーター、ローター、出力シャフト、フランジブラケット、ボールベアリングで構成されています。別名インダクションモーターとも呼ばれています。主に大きな出力が要求される産業用機械に使用されており、コンプレッサやポンプ、ファン、ベルトコンベアなどが使用用途として挙げられます。
溶接・搬送・組立・検査などの作業を担う産業用ロボットには、大型から小型まで様々な形態で作られています。大型ロボットにはサイクロイド減速機、小型全般には波動歯車装置など、サイズや用途によって使用される減速機は異なります。
ここでは、産業分野で使われている大型ロボットと小型ロボットそれぞれで使われている減速機についてご紹介しています。
工作機器、製造機器・装置、検査機器・分析装置、運搬機器とある産業用装置では、多種多様な減速機が使われています。なかでも半導体分野における需要は高く、各メーカーでも生産ラインを増やすなど活発な動きがみられます。
また、物流システムでは、減速機の正確なコントロールが大事な役割を担っています。ここでは、産業用装置における減速機の使用についてご紹介しています。
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